イケメン女子の学園生活1【完】
早速
窓側の一番後ろへ

座ろうとした


ら、


「どけ」

と、低い声が耳に届いた


………は?

オレがその席の椅子を引いた瞬間またドスの効いた声が放たれた



「おい、聞いてんのか。どけっつてんだ」

『…………はぁ?』


色々な視線に気分が下がっていたオレに
そんな偉そうな態度で来たから半ギレ状態のオレ


「はぁ?、じゃねぇよ。そこ、俺の席。どけ」

『あ゛?』


俺の席、だと?
黒板には自由に座れ
と書いてあるし
他の生徒も男女関係なく腰掛けている

それだから
オレも運良く空いていたこの席に座ろうとした

それが、何か?

俺の席にしたいからどけ、とでも言うのかこの男は

「…ボケッとすんな、何回も言わせんな、どけ」



………まだ、理性あり。
キレません

回りの生徒がヒソヒソ話ながらオレに心配そうな視線を投げ掛ける

ま、一見してみれば
相手は180はあるだろう身長に厚く固そうな筋肉質な身体
そして
170あるがパッと見ヒョロヒョロのオレ


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