イケメン女子の学園生活1【完】
やっべ、9時半なんですけど…
朔月との待ち合わせって9時だよな!?
「尚輝!!今9時半だぞ!やべーぞ朔月に殴られる!!」
「………んー…」
唸りをあげつつも起きる気配がない尚輝
舌打ちしそうになるも隣に声をかける
「泪!遅刻しちゃうよ!朔月待たせちゃってるよ!?」
ゆらゆら身体を揺するも今度はうんともすんとも……ヤバイよぉ〜〜(泣)
朔月は時間にルーズな人嫌い何だよ!?
んーっと唸りあげたがやっぱり起きない泪
くっそー
俺は慎二のとこまで走り、ソファーに寝ている身体を揺する
「しーんーじ〜!!朝だよー!遅刻だよ〜〜!!」
ゆさゆさゆさゆさ
イライラしてきた俺は凄い勢いで慎二の身体を揺する
銀色の整った髪はグシャグシャになっていく
起きろー!!
「…………?」
お?
起きたか!?
「慎二!?朝だ!起きろぃ!!」
ここぞとばかりに身体を揺すり大声を出した俺に慎二が一言
「…うるせぇ」
「っ!?」
殺気をブワッっと出し据わっている目でギロリと言われちゃ何もいえまへん
こーわーいー(泣)
しょうがないから総長サンの光樹の所へ
なぜか無口さんがいないから
「光樹さん!?起きてくださーい!」
さっきの事があったからビクつきながら起こす俺