イケメン女子の学園生活1【完】
ちょっと寝ようかな…
ベランダにあるイスに目がいきそんな事を考える
えーっと、しおりには夜6時にご飯がありそこでオリエンテーションの説明会があるって書いてあらぁ
んじゃ、それまで自由だよな?
外では学生達が遊びに出かけているのか少しガヤガヤと声が聞こえた
今ならこの声も子守唄だな
スッと眠りに堕ちた
……あいつら何時くんだ?
オレが寝る前に思ったのはそんな事
「わぁ〜こんな絶景たまんなぁ〜い!!」
「…おい、うるせぇぞ。早くそこのソイツ起こせ」
「まぁまぁ、と言うか起こしたら怒られそうだよ?」
「起こさねぇ訳にはいかんだろ」
「じゃ〜光樹が起こしてよぉ!」
「そうだよ、光樹。人に押し付けてその態度は駄目だよ」
「………チッ」
うるせぇなぁ
何だよ…?
ブルッと身体を震わせ瞼を開けた
……わぁー真っ暗
…ハッ!
オレずっとこんなとこで寝こけてたのか!?
ヤベーどうりでサブい分けだよチクショウ
………………って、
『テメェら何してんだよぉ…』
「およ?さっくんおっはよぉ……」
アハッと強張った顔を見せた佐倉に青い顔をした浅井と寒川…
何、ソファーで寛いでくれてんだぁ…?