イケメン女子の学園生活1【完】
「さ、朔月!俺は大丈夫だし…な?止めようよ?」
『哲は黙ってろ』
「ハイ……」
哲はシュンとしてオレのベットに腰かけた
「ごめんなさい、朔月サマ。でも…腹に一発いれたのは光樹です」
「…あ?尚輝、テメェが起きてらなんら問題無かったんじゃねーのかよ」
「光樹それはないんじゃなぁ〜いの?哲君を殴るのは一番駄目な事じゃ〜ん?」
「……」
「そうだよ、光樹。ホラ、黒崎君に謝りなよ?」
「…あー?何で俺が…」
擦り付けあいしてんなよ…ってしてないか
一方的に寒川に擦り付けてるか
まぁ、殴った寒川が一番悪いんだけどな
「………朔月、悪かった…………」
『うん、許す』
あ、今のカバ男じゃないから
無口の永井だから
なんか永井は家に帰って寝て、皆が遅いから見に行ったら哲が気絶してて、他の皆が泥酔している状態だったらしい
つまり、哲と永井は被害者
永井が慌てて起こして、なかなか起きない皆に手こずったら今の時間に来たと、こう言う事らしい
「えー、翔は良いのぉ?」
『良いも悪いも、永井は被害者。悪いな永井、お前も正座しなくて良い』
「…………了解」
スッと立ち哲の隣に腰かけた永井を確認し、ギロリと目は寒川に