イケメン女子の学園生活1【完】

「…おい、聞いてんのか」

『あー?何だっけ?カバ男』

「カバ!?テメェまだんな事言ってぶんなぐ『殴れんならやってみろよ』………」


イライライライラー♪
あ、
楽しんでるね、オレ
カバ男って呼んだのは不可抗力
故意的に呼んでないから


「チッ……俺だけカバ男かょ…」

『何て?聞こえない』



だいぶ小さい声でポツリと言うから聞こえない


「んでもねぇよ!」


フンッて感じで去っていった
あらから朝飯の場所だろーけど


「あーあー、光樹さん嫉妬しちゃったねー、朔月」

『嫉妬?て、おはよ哲』

「おはよー。そー嫉妬、もともと皆が今日すんなり起きたのも朔月が原因だし」

『…は?何でオレ……』


そこでハッと気づく
オレが昨日あんなに怒ったからか…と

うんうん
なら良い心構えだ


『よし、昨日怒ったかいがあったな哲♪』


オレも朝飯を食べに皆を抜かしてズンズン歩いて行った

だから


「アハ、朔月怒ったからと思ってんのか。…皆は翔と二人きりの朔月が心配でおちおち寝てられなかった……っての教えてあげようとしたけど、まぁ〜いっか☆」




呟いていたなんて
知ることはないでしょう


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