イケメン女子の学園生活1【完】
「つーか、あのイケメン
ヒョロヒョロのくせして喧嘩売ったぞ…!?」
「大丈夫か!?」


などと
何となくだがクラスのヤツの会話が聞こえてきた

寒川〜?
あ゛〜聞いた事あるな

「テメェ……!!」

そう言って殴りかかってきた男の顔を見てオレはポンッと手を叩いた

世界一の暴走族総長
寒川光樹(カンガワ コウキ)

喧嘩が最強で自分の腕1つで作り上げだ族
月牙(ゲツガ)の総長だな確か

あー
それもあって皆怯えてんだな
ウンウンとしたオレを舐めてると思ったのか
カバ男は一層殺気を増やしてきた

オレはその放たれた拳を意図も簡単にヒョイと避ける
のろいから ソレ


「なっ!?」

避られるとは思っていなかったのか目を見開きオレを睨んだ

『んだよ、いきなり。思い出したお前月牙の総長だろ』

ピクッ
カバ男が眉を動かしニヤリと口角を上げた

「あーそうだ。今さら謝っても、無駄だぞ?」

フンッと鼻で笑いさっきオレが簡単に避けた事を忘れている能天気ヤロー

『安心しろ。死んでも謝らねぇから』
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