イケメン女子の学園生活1【完】

『でも、あのカバ男には困るよなー。慎二大変だね』

「えっ?うーん、すぐ手を出すとこは駄目だけどアレでもしっかりしてるんだよ」


なんてったって総長だからね
と言う慎二は寒川の事を信頼している事を物語っていて


『妬けるなー…あっ、チェックポイント発見』

「え?あっ待って」


次々とチェックポイントを発見していくオレ達


月牙の信頼の深さは今に始まった事じゃないけど…

いーねー青春だねー


親父臭いのはほっといてください
そーいう性格です


「あとはもう頂上に行くだけだよ」

『了解ー。以外と簡単だったな』

「そうだね。これなら尚輝達が迷子になる心配ないね」

『あー。どうかな?尚輝って方向音痴?』



因みに他の奴等のチームはこう
寒川と泪、尚輝と哲
翔と要(カナメ)

あっ要は、月牙の下僕


「うん。尚輝は結構な方向音痴。哲君は?哲君いるなら大丈夫かな、って思ってたんだけど」

『……哲もヤバイくらい方向音痴なんだー…あの2人大丈夫かな?』

「大丈夫じゃないかな?簡単に道なりを歩けば…ホラ、頂上だよ」



難なく頂上に到着
どうやらオレらは他のチームより随分早かったらしく人が少ない


……哲達大丈夫かな?
何か嫌な予感がする…



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