イケメン女子の学園生活1【完】
随分時間がたち只今午後6時を回ろうとしている
オレらが頂上に到着したのは午後4時
2時間は経過している今、ほぼ全てのチームが到着している
「あっれぇ〜?哲君達遅いねぇ〜」
「…そうだね」
心配だぁー
あー心配
オレの嫌な予感は毎回当たるんだよなー
『ちょっとオレ見てくる』
「え?なら、俺も行くよ」
『でもここに残る奴もいないと…』
「あっ俺がここで待ってますから!皆さん行ってきてください!」
「ありがとう、要君。行こう!黒崎君」
『おう!』
オレ達は走って山を降りる
「チッ…んでアイツは携帯つながらねーんだよっ!!」
『わかんねーけど、それどころじゃないとか…!?』
徐に走っていたがふと足を止めた寒川
「…駄目だ拉致があかねぇ、別れるぞ」
『え?』
「俺らは携帯が使える。出来るだけ広く探すために5人で別れっぞ」
「うん、いいよ。俺はこっちに行く」
「僕はこっちに!」
「……俺は向こう」
そう言って足早に3人は走って行った
オレも…!
『俺はあっちに行く!』
走りだそうとした時
「朔月!この辺うぜぇ奴等がうろついてるらしい。気お付けろ、何かあったらすぐ俺に連絡しろ!」
『…あぁ!寒川も気を付けて!』
二人で同時に走り出す
どうか、無事でいてくれ……!