イケメン女子の学園生活1【完】
ハァ…
『…何やってんだよ、尚輝』
男が降り下ろした鉄パイプはオレの右腕によって止められた
いてーなっくそ!
バキィ
「ぐはっ!?」
男を倒し尚輝に目を向けるとあんぐりと呆けている尚輝
「さ、さっくん!?」
『おう、尚輝。待たしたな』
ニッコリ笑い辺りを見渡す尚輝の回りに男達が倒れているが…残り、約30人か?
『待ってろ、すぐ終わらす』
そう言ったオレに安堵を見せた尚輝だがハッと青い顔をして何かを見つめた
…倒れてる、男?
…………
さ、哲…?
『哲っ!?』
哲の所に駆け寄る
頭から血を流しぐったりしている哲
身体中には殴られた痣
『……どいつだぁ?哲に指一本でも触れた奴はぁ?』
頭にカッと血が登る
あ、手加減できねーかも
要らねーか、手加減なんて
オレの出した殺気にたじろぐ男達
ケッ、自分のやったことに責任取れねー餓鬼が!
問答無用。
ここにいる男全員皆殺し