イケメン女子の学園生活1【完】
「さっくん俺はー?俺も頑張ったよ!」
『おわっ…抱きつくなよ尚輝、安静に』
オレがそう言ってベッドに寝かす
今いるのは哲の部屋
「むー、」
『フフ、知ってるって…尚輝がいなかったらきっと哲もっと酷い怪我してたかもな。…ありがとうな尚輝』
「んーん////」
嬉しそうにフニャリと笑った顔が可愛くてオレはピンク色の頭をくしゃくしゃと撫でた
気持ちよさそうに目を瞑る尚輝
身体は哲よりボロボロのクセに強がりやがって……
「でもさっくんすごいねぇ〜?あの沢山の悪い人達一人で倒したんだよねぇ?」
『一人じゃないよ、尚輝がいた』
泪がヒョコッと表れ聞いてきた問に答えたら尚輝がピクンッと反応した
「俺動けなかったし!それどころかさっくんに守ってもらって…足手まといでしかなかったよ」
シュンとする尚輝にまた笑みがこぼれる
『あのなぁ、まー確かに喧嘩中は何で立ってんだって思ったけど後ろに居てくれて心強かったよ』
「え////」
「ほぇ〜さっくん優しい〜〜尚輝良かったね♪」
「///」
布団に顔を隠した尚輝
照れんな照れんな(笑)
『…それに、尚輝が居なきゃオレアイツら殺してたかも』
ふと寝始めた哲を眺める
…あの時カッとして暴れたからなー
尚輝を守るとかそー言うのなければ本気でやってたかも、な