イケメン女子の学園生活1【完】
「怖い!さっくんがこわいよぉ〜〜」
『五月蝿いぞ泪』
オレは泪を掴み尚輝と哲が寝ているベッドから離す
『…ゆっくり休めよ、おやすみ』
それだけ言って…
「…本当に強いね黒崎君は」
『あー?』
只今オレの部屋307号室です
哲達の部屋からはなれ…と言っても哲達の部屋は306だから隣だけど
ゆっくり寝かしたくて野郎共をオレの部屋につれてきたのがさっきまでのこと
「だってアレ火賀神だよ?総長も同じようにのびてたし…」
『…糞弱かったぞ。所詮数だけの雑魚』
「アハハ〜確かにぃ♪さっくんアイツらの事になると口悪い〜」
「黒崎君は敵に回したくないね」
悪かったな性格悪くて
笑いあう慎二と泪を横目にお茶を一口
「やっぱりぃ、さっくん月牙に入って欲しいなぁ〜…」
『却下』
「ぶぅー」
抱きつく泪をベリッと剥がす
眠い…
『オレ眠いから、風呂はいる…お前らもそろそろ部屋に戻れー』
ふわぁっと欠伸すれば慎二が腰をあげた
泪を引きづり部屋を出ていった
だがまだ一人いる
翔の隣に座る寒川だ
『……寒川、出てけよ?』
「あ?俺も今日この部屋で寝る」
………は?
翔もは?って顔してる
何言ってんの?コイツ
「翔、部屋譲れ」
「………何で」