イケメン女子の学園生活1【完】
「イチャこらしてんなよ、朔月」
『は?してないだろ五月蝿いなぁー…言っとくけどオレ朝の事許してないからな』
「はぁ?まだんな事言ってんのか。次は襲うぞ」
『絞め殺すぞテメ…「朝って何?」……』
珍しく翔が話を遮った
『…聞いてくれよ、翔。コイツオレに抱き着いて寝やがった』
「……え」
「それだけだから良いだろ。小さい奴だなぁ…」
『あのなぁ、オレは添い寝やられた事ないんだぞ』
「あ?そうなのか?んじゃ、良かったじゃねぇか俺が初めてで」
心なしか嬉しそうに話す光樹にイラッとする
そして翔が黒いオーラを放っているのにビックリする
「……光樹、手を出さない約束だろ」
「手を出しちゃいねぇーよ。なぁ、朔月?」
『ケッ、触った時点で手を出してんだよバーか』
ぬっとオレの前に翔が出る
え?
翔と光樹に囲まれるとオレ日影なんだけど…
コイツら余裕で180以上あんな
「………俺も我慢したんだぞ。なぜ貴様は我慢しない」
「我慢してなかったら余裕でコイツの貞操は守られてねぇぞ」
「……」
はぁ、と翔が溜め息を溢した所で
ちょっとまった
『おいおい、さっきから偉そうだな?光樹クン?貞操?襲う?何言ってんだ?お前ごときがこのオレを襲える、と?ふざけんなカバ男。一度でもオレに勝ってから言いやがれ』