イケメン女子の学園生活1【完】
俺様カバ男にキレぎみのオレ
朝あんな起き方したからなー
イライラが戻ってきたぞ
殺気をムンムン出して光樹に詰め寄れば青い顔をしつつも反抗するカバ男
「お、お前が強いからって男の俺には勝てねぇん、だ、よ…」
『ほぅ…なら、ここで襲ってみろよ。ホラ』
翔が止めようとするがキレたオレは止まらない
またのしてやるこの俺様が
「言ったな……本気でやるぞ」
『あぁ、来い』
バッと光樹が手を伸ばすがそれをヒラリと交わすと鳩尾にドスン
あ、手加減してるから勿論
「クッ…テメェ、許さねぇ、おらっ」
もう襲うとじゃない蹴りいれてきている
だが余裕で光樹の蹴りを受け止め思いっきり引っ張ると尻餅をついた光樹
『あー弱っ!転んじゃったね?』
「〜〜っ!」
バッと立ち上がり飛んできた拳を避ける
あ、飽きたと思えばもうオレの蹴りが命中してぶっ飛ぶ光樹
あちゃー飛びすぎ(笑)
動かないからオレの勝ちいぇーい!!
ピースをして翔を見れば見開かれた目
『…?勝ったよ?』
「………朔月強すぎ」
フッと笑われた
『…やりすぎたかな?』
「大丈夫。今回はあいつが悪い。朔月がやってなかったら俺が殺ってた」
おぉ、漢字が物騒ですよ