StratumRoman~積み重なる物語~
朝、ノロノロと朝ご飯を食べていると


ピンポーン


チャイムが鳴った、多分アイツだろう


そう思いながら私はドアを開けた


「お! Myハニーおっはにょ-ん♪」


そこには案の定、あいつがいた


「おはよ、もうちょっと待って……てか、暑いから中入りなよ」


そういって、私はアイツを家に招き入れた


「ハニーの家来るの1週間ぶり~♪」


そう行って奴はソファーにダイブした


私の家だっつに


「んで、話って? 歩きながら話すの嫌だから今言ってよ」


私はテーブルのところの椅子に座ってあいつの方を見た


あいつは何やら、ソファーにおいてあったクッションを抱えながら悩んでいる


何を悩んでいるのだろう?


しばらくの沈黙のあと


いきなり奴は口を開いた


「ねぇ、今日学校サボれる?」


「はぁ??」


いきなり何を言うか


でも、無理なわけではない


「なんで?」


「今からお話することは、長くなるから」


いきなり真剣な目でこっちを見てきた


「わ…わかった」


そう言うと、笑顔で私に向かって手招きをしてきた


私にそっち行けと?



しぶしぶ、私は奴の隣に座った

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