トライアングルな恋


遥くんも、見るからに結愛ちゃんが好きだと目が語っている。

そんな二人を見ていると、間に割り込むのは無理だろうなぁと思った。

だけどそんな感情とは裏腹に、邪魔してやりたいと思う気持ちがある。

そこである考えが閃いた。

「じゃあ、遥くんが結愛ちゃんに相応しいかどうか、確かめさせてもらおうかな」


―――……

「えぇーあたしの奴食べてよ」

ぷくっと頬を膨らませてみても、遥くんは全くこっちを見ない。



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