siNger


次の日,テストで赤点を取ってしまった私は,先生からの課題を受けるために朝早くに学校に登校していた。

いつもは家を08時に出れば間に合うのに,今日から1週間は6時過ぎに出ることになった。



生活のリズムが変わってしまった初日に,私は頭痛が激しくて1時間目の終りに保健室へと向かった。






「先生~」

「あら。瀧野さん!?」


保健室に行くと,美人の保健の先生が具合の悪そうな学生の熱を計っているところだった。


「どうしたのぉ?」

「朝から頭が痛くて・・・・」


保健室の河本先生。

モデルさんみたいにすらっとした長身に,肩下まで伸びるきれいな茶パツの髪。

そして白衣を着ているせいかエロカッコよくみえる。

どの生徒にも優しくて信頼されている先生だ。
< 133 / 224 >

この作品をシェア

pagetop