siNger
海
朝の補講に毎日通っている私。
補講を受けている生徒は私以外に6人いた。
でもクラス30人中6人ってそうとう少ないと思う。
「春美ちゃんオハヨ」
「オハヨォ」
6人の中の唯一の女の子,三上雪菜チャン。
男女関係なく仲が良くて,外人さんみたいな可愛い子。
「課題やってきたぁ??」
「うん,一応やれるとこだけね~」
「ヨカッタァ。見せてもらってもいい!?」
「・・・・うん。」
雪菜ちゃんは毎日課題をやらないで私のを見せてもらう。
このあいだノートをみたら本当に一切やってきていなかった。
毎日なんだ。
さすがの私もイラってしてきちゃったよ。
でも・・・
「ありがと!!本当にいつもゴメンネ!」
満面の笑みでそう言われると,悪い気もしないのも確かだ。