siNger
’翔‘
「・・・・カケル・・・くん?」
「!?」
「カケルくんッ!」
「・・・・;」
「よろしくね,カケルくん!!」
私は手を差し出した。
彼は少し驚いた様子で,そっと握手をしてくれた。
「いま・・・何歳なんですか?」
「君は??」
「私15歳。」
「高1か。」
「うん。」
「俺17歳。」
意外に近い。
「じゃぁ高校2年生?あ、3年生??」
彼はその質問に答えなかった。
私は高校に行ってないんだと悟った。
「部活は?入ってるの?」
カケルくんが沈黙を破った。
「あ・・・・うん。コーラス部に。」
「歌うまいんだ?」
「・・・・うまくないですよ。」
「?」
私は1人・・・・
「私しか・・・・部員がいないから。」
孤独
夢は歌手・・・・?
何の練習もできないのに。。。。。
なに夢見てるの?
私・・・・・・
’自信持てよ‘
「!」
彼が地面に文字を書いた。
’かっこいいじゃん‘