siNger

「カケルクン。」

「ん?」

「そっち・・・行ってもいい?」

「・・・・いいよ?」


私は走って彼のもとへと行く。

彼に近づくと,彼は私に手を差し出してくれた。

カケルくんは本当に1つ上??

なんでここまで大人っぽいんだろう。

私は彼の手を取った。


「カケルクンってレギュラーだったの??」

「中学の時はな。」

「部員いっぱいいたの?」

「結構いたよ?俺これでもキャプテンだったんだよ。」


え!!??


「すっごーい!!本当に!?」

「俺がうそつくと思うのかぁ?」


今すごいことを聞いた気がした。

バスケ部のキャプテンだったんだ!!

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