siNger
「スキって・・・言わないの?」
悠が,若干泣き顔なのに気が付いていた。
「・・・・言おうと思うと彼女がいるんだよね。何気あいつもてるから。」
心が痛んだ。
「でもね,今宏樹いないんだ!だから,クリスマスに言って砕けようと思って!」
「なんでクリスマスなの!??」
「誕生日なの。宏樹の。」
「そうなんだ・・・。」
ここで一つの疑問が浮かんだ。
「悠・・・・もしかしてバイトしてたのって・・・」
水野先輩にプレゼント買うためなのかな?
「うーん・・・・それも理由に入ってる。せっかくだからいいやつ上げようと思って。プレゼント。」