siNger

足りないもの









「春??」
「・・・・・・・。」
「は~~~るッッ!!?」
「えっ!!??」
「なにぼーっとしてるのよぉ。」
「ごめん;;」
「何?もしかして彼氏でもできた???」
「嫌味~~~??」



―またね―


「またね・・・か。。」




やば。
顔にやける。

また会えるんだ。
話しできるんだ。




勇気・・・もらえる?
また勇気をくれますか?





うたう勇気を・・・・










「春。あのさ。」
「ん?」



悠は私の前の席に座った。





「・・・・またバイトなんだよね今日。」
「そっか。」
「ごめんね。」
「いいよ。」















もう慣れた















まだ言ってきてくれる悠はやさしいと思う。
私の心を気遣っている証拠だから。

でもね悠。

やっぱり私は前期みたいな環境が良かったよ。
















時刻は4時過ぎ。

あとちょっとで部活。

今日は吹奏楽部は何を演奏するんだろう。

体育館は何の部活が独占してるんだろう。






彼は来るかな。









新学期になって初めて,部活の時間が待ち遠しいと思った。
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