siNger


話をしていくうちに



もっともっと惨めになった。



ミンナが来ないからじゃなくて・・・






だんだんだんだん・・・





被害者ぶってる自分に気がついた。



―君は君だろ?-









「ご・・・ごめんなさい。」
「え?」
「この間・・・・言ってくれたのに。」
「言った?」
「私は私だって。」
「・・・・・?」


「私・・・すごいいやなやつだね。」







あ。





涙出てきた。








「・・・春美??」
「ごめんッッ・・・」

歩けなくなった。
立ち止まって涙を流す。

これこそまさに被害者ぶってる。

カケルくん,絶対うざいって思っちゃう。。。。








「そんな悩むなよ。」














―――――――・・・・!










「抱え込んでるだろ。」
「・・・!」


カケルくんは私の前に立った。

< 27 / 224 >

この作品をシェア

pagetop