siNger
家に送ってくれて,バイバイって言って
手を振ってくれたカケルくん。
やっぱり何かが足りない
でも何が足りないのかが全く分からない。
「ねぇ春。最近なにかあったでしょ?」
「へ!??」
次の日の昼休み。
悠が急に聞いてきた。
「ななななななんで!!???」
「ボーーーっとしてるし!赤くなったり真顔になったり・・・。」
「顔?!」
「そーだよぉ!!」
「そ・・・そぉなの??」
「好きな人できた!?」
ニヤッと笑った悠が体を乗り出した。
「ちッッちがうよ!!!//////」
「顔真っ赤だよぉ!?」
赤くなってるつもりないんだけどぉ;;
1日の半分以上を
きっと彼のことを考えてる。
カケルくんのことを。
彼のことを思い出すと顔が熱くなる。
何が足りないのか,なんで悲しそうな顔をしているのかと考えると
顔の熱が冷めていくのがわかるんだ。
『何が足りないの?』なんで彼に聞いたって
きっと・・・
『は?』って言うにきまってる;;
「いろいろあるんだよぉ。」
「なになに~!!?気になるじゃん!」
「じゃぁ悠の話を聞かせてよ~。水野先輩のこと!」
「なッッ!!なんdrあいつ!!?意味分かんない://////」
自分だって真っ赤ジャン。