siNger
「ごッッごめん~~~!!!大丈夫!?」
「う・・・・・ううん。」
「痛い!!???」
「やばい痛い。」
そう言ってカケルくんはボールが当たったであろう右腕を抑えながらしゃがみこんだ。
「大丈夫!!?ごめん!!」
私もしゃがみこむ。
「あー・・・いたい。」
「ホントごめん!!」
「なんであんな力んでたんだよ。力むなっつったのに。」
「そ!!それはカケルくんがッッ!!!!」
「・・・・おれ?」
「俺が・・・・何?」
カケルくんがまっすぐこっちを見た。