siNger
コワレタ・・・・?
気が付いていなかったのかもしれない。
私は気がつかないふりをしていたのかもしれない。
その意味を・・・・
「・・・か・・・カケルくん。。。時間。」
「!」
カケルくんはぱっと手を離した。
「ごめん,さすがにやばいよな。」
カケルくんは私の頭に手をポンッと置いた。
「ごめん・・・な。」
また・・・悲しそうな目をする。
カケルくんは立ち上がってボールのもとへ・・・・
「・・・・おい?」
「春美?いかないの?」
「・・・何泣いてるの?」
私の眼から,大量の涙があふれ出していた。