siNger
いや、たぶんカケルくんは私を好きって感じで大丈夫だと思う;
だって
―俺のそばにいたいって思ってくれるなら-
みたいなこと言ってくれてたし。。。
恋愛経験0の私にはなかなか難しいところだった;
「瀧野さん。」
「ん?」
教室に入ったところで、同じクラスの市川君に声をかけられた。
「オハヨー市川君。」
「おはよ。体調大丈夫?」
「うん、もうすっかり!ありがとう!」
「う・・・うん////」
市川君の顔がみるみる赤くなっていく。
なぜかしら。
「市川君顔赤いよ?かぜ?」
「ちがうよ!!」
市川君は身長が160代の世に言う可愛いタイプの男の子。
サッカー部に入っててまじめな感じの子だ。
「あ、あのさ。」
「ん~?」
「松野さんのことなんだけど。」