過去の夢と今の約束
「なにその、どうせお前なんか襲うやついねーよ、的な感じ」
結羽ちゃんは私の言葉に笑いながら返す。
「だってそうだろ」
「私だって一様、彼氏くらいできたことあるもん」
ひいひいと言いながら笑い続けている結羽ちゃん。
ちょっとムカつく。
「でも、長続きしてるとこ見たことねーけど」
「なんでそんなこと知ってんの」
繋がっている手とは反対の手でバシッと背中を叩く。
「いてーよ」と言いながらも未だ笑い続けている。