桃色の初恋〈上〉
『私のことはどれくらい好き?』
「死んでも、もう一度会いたいくらい」
その言葉は、揺れてる私にとって痛かった。
「紗季は、俺の運命の人だもんな。」
『...うん。』
どうしよう・・・こんないい人なのに・・・
なんで私、浮気しちゃってるの?
『今日、家に来て』
「いいよ。いっつも俺の家だもんな。」
『そだよ。悪いから。』
圭太君と夢とは、途中で道が違うから別れた。
「相変わらず、紗季ん家でけーな。」
『愁の昔の家のほうが大きいよ。』
愁の家でアルバムを見たとき、愁は家族と
幸せそうだった。