桃色の初恋〈上〉

『容態は...』

「意識不明です。」

お母さんから、事故の内容を聞いた。




矢崎は自転車を猛スピードで走らせて
私の家へ向かっていた。


そして、ブレーキが壊れ車と衝突した。



それが事故の全てだった。
矢崎はなんで私の家へ向っていたのか、
きっと私を心配して____




堪えてた涙もついに溢れて流れた。



「紗季!!!!」



私は顔をあげた。




病院に駆けつけてきたのは・・・

















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