桃色の初恋〈上〉


『もしかしてずっと待ってた?』

「まーな」


圭太君は猛スピードで漕いだ。
5分くらいで学校に着いた。


『ありがと』

「退学届、出すのやめろよ。」

『何で?いいじゃん人の勝手だし。』

「愁はずっと紗季ちゃんのこと
 待ってる。」





愁が私を___?





「だから、一回授業来いよ。
 俺がついてるから。」



少し、気持ちが揺れ動いた。






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