桃色の初恋〈上〉



『皆元気?』

「おう。みんな紗季見たら驚くかもな。」

『きっとね。』



驚かれるどころかドン引きされると思う。



キーンコーンカーンコーン



休み時間のチャイムが鳴った。



「入るか。」

『うん。』



「...紗季!?」



最初に声をかけてきたのは
夢だった。



きっと私はひどい女だから
親友の夢でもあきれたよね...







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