桃色の初恋〈上〉


でも第一声は違かった。


「何してたの!?今まで。ずっと待ってた!
 心配してたんだよ!夢も・・・愁君も。」



愁が私を心配してるなんて嘘だ。



もう私たちは赤の他人、あの日
もう終わったんだ。




『嘘つかなくてもいいよ。』



「嘘なんてついてない!今すぐ愁君の
 ところに行って!屋上にいるはずだから__」


『行けるわけないじゃん!あわせる顔ないも
 ん』


「それぐらい罪を償いなよ。」


『わかった。』





愁が待ってる、私のことを...?



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