桃色の初恋〈上〉


私たちはあの日よりを戻した。
愁は優しすぎる。
酷い私をまだ好きでいてくれた。




でも、幸せにはなれなかった。




もしあの日私が愁に会わなかったら、
私の人生が嵐のような人生になることは
なかった。




それが私への神様からの罰だった。






「一生、俺が守る。もう離れるなよ。」





その言葉を信じて、どんな辛い時も
やってきた。愁のことを信じてたから。



< 139 / 216 >

この作品をシェア

pagetop