桃色の初恋〈上〉


「ま、なんかあったら俺に連絡しろ
 よ。」



そう言って私は光貴先輩とアドレスを
交換した。






これが、私が愁の変わりに気づく
きっかけになった。




この後も私は、自分がいじめの標的
になることが怖くてずっとそのことを
考えてた。



「紗季!!帰るぞ~」

『...あ、愁。お疲れ』



元気よく正門に飛び出してきた愁。


「久し振りに4人で帰るか」






< 149 / 216 >

この作品をシェア

pagetop