桃色の初恋〈上〉


話は来週の祭りの話。


「夢と紗季、着物着てくから♪」

「へー見たいなぁ。紗季ちゃんと
 夢ちゃん似合いそ~、な、愁?」


愁は頷いた。


「じゃ、俺らあっちだから。また明日な」



私は愁と2人になった。

いつもなら楽しい一時のはず、なのに____




バシッ





私は愁にビンタされた。




びっくりして言葉も出なかった。



愁は私にビンタしてそのまま歩いた。



愁?どうしたの?
止まってよ。



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