桃色の初恋〈上〉


『お、はよ。』

「おー元気ねぇな」



いつもと同じ。
昨日の怖い愁はなんだったんだろう?


『ね...愁、昨日___』

「楽しかったなぁ」



話を急に切り替える愁。



「な、愁、明日さダブルデートやんね?」



圭太君が言った。


『でもさ、夢と圭太君は付き合ってない
 ぢゃん』


「夢ちゃんじゃないよ。俺の彼女の
 伊達愛子って会ったことないっか」


『会ってみたい!』

「じゃ、決まり。」






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