桃色の初恋〈上〉
ドキッとした。
だってこっちに近づいてきたから。
『何ですか?』
大原って人は私の前でとまった。
「気をつけろよ。」
大原って人はそう一言残して去って行
った
「あ~、五十嵐!」
不思議に思ってぼーっとしていたら、柿
本が目の前にいた。
「はい、これ。部員のプロフィールってい
うかなんていうか・・・まっ、読んどけ」
『あの...』
「なんだ?」
『...いや、何でも』
「よろしくな」