桃色の初恋〈上〉


『約束したでしょ?愁以外好きに
 ならない。信じて...』


愁は頷いた。



「泣くなよ。」



愁はそう言って私の涙を拭き取った。
そして私を抱きしめた。


「いい?」


私は頷いた。
これで2人の間にあった隙間が
埋められると思ってた。




でもそんな簡単に恋は上手く
いかない。




この日が一番幸せだった。



愁と本音を交わし、
ぬくもりを感じ、
愁は「信じる」と約束してくれた。






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