桃色の初恋〈上〉


次の日。


目を覚ましたら愁の家だった。
あのまま家に帰らずに寝ちゃったんだ。


「おはよ」


愁は横にいた。


『おはよ』




愁は笑顔で明るかった。



「学校2人で久し振りに行こっか」

『うん!』




愁に夢中で、
私は昨日の出来事も忘れていた。




「紗季、愁!!2人揃って登校なんて
 珍しいな!」



「おう、圭太!俺達LOVELOVEだからさ♪」




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