桃色の初恋〈上〉


教室では幸せだった。
愁はとても優しくて、もとの
愁に戻った。



でも、私はずっと幸せでいられなかった。






放課後


教室で愁の帰りを待ってた。



「おい、お前が五十嵐紗季か?」



高校3年の女子が教室に入ってきた


『何の用?』

「先輩に向かってその口かよ!
 いいから来いよ!」



私は髪を引っ張られて体育館の裏へ
連れていかれた。




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