桃色の初恋〈上〉


言えなかった。

マネージャー辞めるって...

だって柿本の目、怖いんだもん。



しかも、このプロフィール重いし、こん
なに読むの嫌だよーーーー。



そう思いながら重い足取りで教室へ帰っ
た。



「あ、紗季!!部活の日程、明日からにな
ったって」

『はぁ!!!!』



きっとこの世で私ほど運の悪い奴はいない
と思う気がしてきた。





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