桃色の初恋〈上〉


「なんでだよ...」



愁は椅子を蹴った。



『愁...』

私は口を開いた。






ワカレテ






たった4文字なのに
なかなか言えなかった。





「なんだよ。言わなきゃわかんねーよ」





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