桃色の初恋〈上〉



『圭太君いいの!私がいけないの!』


「紗季ちゃんの浮気はもう過去。
 愁と約束してから紗季ちゃん
 愁のことしか見てなかった。」



『圭太君、出てって!!』



私は圭太君に怒鳴った。
愁を責めてほしくなかった。



圭太君は出て行った。




再び2人になった病室




『私のせいで、愁は愛子さんとより戻
 せなかったんでしょ?私は、愛子さん
 の変わりなんでしょ?』



「違う」



『じゃ、なんなの?』







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