桃色の初恋〈上〉
キ~ンコ~ンカ~ンコ~ン
「え~、今日から部活動が始まりますが、
下校の際は十分気をつけてください。」
午後の授業はほとんど寝てたから、覚えて
ない。
「さようなら。」
いつの間にか、終礼も終わっていた。
「紗季、寝すぎ!!授業中指されてたよ!」
『嘘!?ヤバイ・・・』
「ほら、早く、部活だよ今日から!!」
『うん!』
いつの間にか、あんなにマネージャーの
仕事を嫌がってた私がいなくなっていた。