桃色の初恋〈上〉
3.初めての仕事
「紗季ぃ~先行ってるよ!」
『あっ、うん。』
ノート取ってなかったから写さなきゃ
でも・・・取ってから行ったら遅れちゃう
かな・・・??
気づけば、教室にいるのは私一人。
「何やってんだ??」
『へっ』
教室のドアのところに立っていたのは
愁だった。
「マネージャ初日から遅れんなよ。ほら、
行こうぜ。」
『でも・・・ノート』
「お前らしいな。俺が貸してやるから、な。」
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3.初めての仕事