桃色の初恋〈上〉
4.噂から
次の日____
『おはよ、夢』
「おはよ~!!!もう、話したいこと超ある
んだけど~」
『大丈夫だった?』
「何が?全然、皆いい人だったよ。圭太
君かっこよかった~!!」
『夢・・・本気?』
「うん、もち!」
圭太君は愁と仲がよくて、モテル。
夢は知らないみたいだけど、圭太君に
は、渋沢七海という彼女がいる。
『まぁ、頑張って・・・』
「でさぁ、紗季は何なの?」
『何なのって何が?』
「愁君のこと」
『何にも想ってないよ。夢勘違いしてない?』
「だって昨日2人でサボったじゃん」
『それは、違う。愁は助けてくれて・・・愁!!!』
教室の後ろには愁と圭太君がいた。
愁のところに行こうとしたら、愁のとこ
ろはあっという間に女子でいっぱいだった。
『わかったでしょ?これじゃ無理。』
「だね・・・」