桃色の初恋〈上〉

恐る恐るあけてみた。
なかには写真が入っていた。

『ッッ///////』

写真___私の___
きっとじゃなくて絶対矢崎翼の仕業。

「何それ?」

『あ、愁から。』

「いいなぁ。」


嘘ついちゃった。こんなもん見せられない
よ___誰にも。

このことは、夢にも言っていない。
誰にも相談できない、私の秘密。


封筒には手紙も入ってた。



五十嵐紗季へ

まさか、お前がマネジャーになるとはな。
覚えてるよな、あのこと。
いつか、ばらまくからな。
それが嫌なら、俺と付き合え。



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