桃色の初恋〈上〉
ピリリリ...
『愁!!』
「圭太から聞いた。今俺のマンションの
前にいるんだろ?」
『うん。』
「今日はごめんな。もうすぐで着くから。」
『気をつけてね。』
「外にいると焼けると思うから、俺の部屋、
502だから、その隣のロッカーに合鍵入
ってるから、中入ってろよ。」
『わかった。なるべく早くね』
「うん。じゃあな」
愁はこのマンションに一人で暮らしてるん
だ。自立してて偉いな...
私なんか、家にいても何もしてないし。
「お邪魔しまぁす。」