桃色の初恋〈上〉

ピリリリ...


『愁!!』

「圭太から聞いた。今俺のマンションの
 前にいるんだろ?」

『うん。』

「今日はごめんな。もうすぐで着くから。」

『気をつけてね。』

「外にいると焼けると思うから、俺の部屋、
 502だから、その隣のロッカーに合鍵入
 ってるから、中入ってろよ。」

『わかった。なるべく早くね』

「うん。じゃあな」


愁はこのマンションに一人で暮らしてるん
だ。自立してて偉いな...

私なんか、家にいても何もしてないし。


「お邪魔しまぁす。」




< 78 / 216 >

この作品をシェア

pagetop