桃色の初恋〈上〉
夕飯まで、私は愁と一緒にいた。
『ただいま~』
目の前には・・・私の血の繋がらない萌
の母・美代子さんがいた。
もちろん、美代子さんは私を家族だと思
ってない。だから、私もそう思うことに
した。
『何か、あったんですか?』
美代子さんは私を一回睨んだ。
「あなたには関係ないわ。」
『そうですね。・・・萌は?』
「・・・」
『わかりました。』
きっと、萌がまだ帰ってきてないんだ。
もしかして、この時間まで矢崎翼と___
その時、私の携帯がなった。