**課のシンデレラ 続


その日の夜本当に春樹さんは病院に来てくれた。




「茉央、おとなしくしていたか?」




ポンポンと頭を軽く叩かれ子供扱いをする春樹さんに少しイラっとしたけど春樹さんの顔をみただけでそんな事は何処かに飛んで行ってしまった。




「はい。
春樹さんはお仕事お疲れさまでした。」




「あぁ。」




海馬雅也がここに来た事は春樹さんには黙っておこう。




「あ、茉央。
俺、明日から福岡に出張になってしまった。」




「え……」




出張ならここには来れないか。
寂しい……

あ!ダメダメ!
春樹さんには心配かけちゃいけないんだから。




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